KUHARA ARCHITECTS UCHIDA DENTAL CLINIC + HOUSE

00 introduction

歯科医院と、院長夫婦が生活するための住宅の計画である。

院長夫婦は30代と若く、自分たちの理想の歯科医療の実現を目指して独立しようとしていた。

敷地は院長が生まれ育った土地である。ここに、地域に根差した新しい医院を一生をかけて作り出そうというのである。

したがって、既存の歯科医院にはないタイプのデザインが求められた。それは単に斬新でファッショナブルであればよいというのではなく、もっと周囲の環境にやさしくそれでいて十分な品格と存在感をそなえた、町の人々に長きにわたって愛されるようなものであるはずである。

一方で、ここには住まいも併設される。細やかな神経を必要とされる医療の激務を忘れて、心から落ち着くことができる空間が必要とされた。また同時に住宅の生活感が医院に伝わらないように十全に配慮しなければならない。

そういった諸々の条件がすべてクリアされるようバランスに気を配りながら、慎重になりすぎないように注意しつつデザインは進んでいった。

01 exterior

02 dental clinic

03 house

04 concept

05 data

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