洋光台南第一住宅集会所・管理事務所 | 2021

令和三年度 木材利用優良施設コンクール 優秀賞




撮影:坂下智広

洋光台南第一住宅は、全39 棟(696 戸)築年数50 年の歴史ある団地で、創建当初より中央の広場に建つ高さ約40 メートルの給水塔が団地のシンボル的な存在となっていました。しかし耐震診断の結果、地震の際の倒壊危険性が判明、給水塔は解体されることとなり、その基壇部に付随していた集会所・管理事務所機能だけを新しく建て直すこととなりました。
新集会所・管理事務所は、高度成長期に建設され、現在様々な問題を抱える団地を次のサイクルに導くための中心的なプロジェクトと位置付けられ、持続可能な団地の未来を描く新たな象徴となるべく木造で計画されました。RC 造の箱型の住棟が建ち並ぶ団地の中に、住民の多様な活動を可視化する folded roof(連続折れ屋根)と、集まり場を可視化する floating roof(浮屋根)により生み出されるリズミカルで複雑なかたちが、対比的な木造のスケール感や親密性を持ち込み、新しい風景を作り出します。

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Flat Mass Timber構法(FMT構法)| ROBRA | 2020

三菱地所ホームの依頼を受け、2018年より開発に携わってきた木造の新構法です。(2019 年 10 月特許取得)
これからの時代に適応した「木」を活かした構法として、強くフレキシブルな構造であり、環境負荷の少ない性能と、いつの時代も変わらないデザイン性を持ち、未来に渡って使い続けていくことのできるサスティナブルな建築を目指して開発を行いました。

FMT 構法は、木と鉄骨によるハイブリッド構法です。耐震壁とスラブに集成材厚板パネルを採用し、梁として、鉄骨の逆梁を設けています。梁が室内に突出しないフラットでシンプルな空間を実現します。また、鉄骨梁の配置を工夫することによって、壁の配置をコントロールできるので、自由度の高いプランニングが可能となっています。集成材厚板パネルの強さを活かした、キャンチスラブは最大3.1m、スラブスパンは最大6.6mが可能です。
住宅のみならず、中低層大規模な木造建築に向いた構法となっています。準耐火構造ですので、燃えしろ設計によって、木をあらわしの内装とすることができるので、木の香りに満ちたシンプルでフラットな商業施設やオフィスが実現します。
構造躯体が、シンプルなデザインと構成となっているため、時代を経ても変わらぬ良質なスケルトンとなります。

本構法を用いた三菱地所ホーム木造注文住宅ブランド「ROBRA(ロブラ)」第 1 号モデルハウスのデザイン協力をしています。

◆ ROBRA公式サイト
https://www.mitsubishi-home.com/robra/index.html
◆ ROBRAニュースリリース
https://www.mitsubishi-home.com/wp-content/uploads/2020/09/News_200903_fmt_robra.pdf
◆ 三菱地所ホーム公式サイト
https://www.mitsubishi-home.com/

掲載誌:新建築2020年11月号


FMT構法の詳しい解説はこちらから→


SKYコンセプト | 2020

2020年という節目の年に、スタジオ・クハラ・ヤギが、これまでの足跡を辿り、そして掲げるコンセプトを是非ご一読ください。

S-K-Y 2020 

中高層木造、耐火木造、都市木造、木造オフィス、木造マンション、ハイブリッド、準耐火木造など、新しい木造を目指したキーワードが、SKYの設計する建築を説明する際に用いられてきました。ここ5年ほどは都市木造の黎明期であり、何よりも『実現』、『普及』 を優先してきたからです。われわれSKYはティンバライズと並走してきましたが、ティンバライズの前身であるPOWS(高層木造研究会)のスタートは2001年、都市木造というキーワードをティンバライズでつくり使い始めたのが2010年です。10年毎の区切りとしての今年2020年に新しいキーワードを掲げます。

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CROSSING FOREST | 2019

KFL

CROSSING FORESTは「CLT PARK HARUMI」のなかにつくられた木育ひろばです。家族で遊んだり、ゆっくり休憩しながら、森林や木造建築について知っていただくための場所としてつくられました。CLTの素材感を活かした立体的なインテリアが特徴的な空間です。(2020年9月に閉館)


糸魚川市駅北大火復興住宅 | 2019

第31回 北陸建築文化賞[作品]  / 第23回 木材活用コンクール 木材活用賞
令和元年度 木材利用優良施設コンクール審査委員会特別賞 / ウッドデザイン賞 2019 

KFL

KFL
撮影:坂下智広

市が大火の後に「木造」の計画を選択した英断によって始まったプロジェクトである。本建物が建つのは、復興まちづくり計画による延焼遮断体となる本町通りを超えた海側のエリアで、まちなか居住地だ。火に強い建築であり、復興・まちづくりの象徴となる建築づくりが大切だった。糸魚川産木材を積極活用し、まちづくりの手本となる大火レベルを一段上げた準耐火構造の木造を提案した。
18戸の住戸と地域の核となる訪問診療所、交流スペースが設けられている。
住宅のスケールに呼応するように4棟に分割した配置計画とし、棟の間には東西方向にナカニワ、南北方向をつなぐ通り抜け道として小路(コウジ)を設けた。東側広場沿いにはガンギを模したデッキを設けた。コウジ・デッキは、市民が気軽に通常時に使うことで、災害時の避難可能動線と認識してもらう。コウジ壁面には、糸魚川の海と山の風景を市民が描いたルーバー端材を使った壁面アートワークが展開されている。2、3階では、美しい海や山を望むことができ、市民に開放された展望・憩いのテラスとして、大火の教訓とまちへの愛着が心に浮かぶ場所となってほしい。
入居者は、地域の住民で、親密なコミュニティー形成と見守り機能強化のため、ナカニワの幅を3mとし、商店街や寮の吹抜のような親密度の高い空間プロポーションとした。
海に近く潮風が強いというタフな環境にあり、行政と協力事務所の助言を生かして、住戸入口は全てナカニワからとし、物干しは全てインナーバルコニーとした。
建築の各所に、木の風合いを生かした造作を内外問わず点在させることで温かみがあり、変化に富む空間づくりをしている。柱、造作、外壁、手摺のほか、本構法の特徴である床の集成材厚板パネルのラミナ材として地元産材を使用した。デザイン的に材の大きさや形状、組み方などに工夫を凝らし、様々な活用法と木の見せ方をしている。

掲載誌:新建築2019年8月号, 日経アーキテクチュア 2019年9月12日号, 建築ジャーナル2019.11

糸魚川市駅北大火復興住宅の詳しい解説はこちらから→


国分寺フレーバーライフ社本社ビル | 2017

第21回木材活用コンクール 最優秀賞|農林水産大臣賞 / ウッドデザイン賞 2017
日本建築学会 作品選集2019 / JIA建築年鑑2018

KFL

KFL
撮影:淺川 敏

スタジオ・クハラ・ヤギ +team Timberize が設計監理を行った「国分寺フレーバーライフ社本社ビル」は、東京・国分寺駅北口から徒歩2分の街なかに建つ 7階建ての木質ハイブリッドオフィスビル。都内では初の木質ハイブリッドオフィスビルで「木」を現しにした耐火建築物です。1~3階が鉄骨造、4~7階が木質ハイブリッド造となっており、上層階の木のフレームと、下層階の外装木ルーバー(多摩産材)が街に木の景観をもたらします。既存の技術「木質ハイブリッド集成材」に大胆な改良を加え、課題だったコストやスケジュールを改善することで、誰もが使いやすい「普及型木質ハイブリッドビル」を目指しています。(木質ハイブリッド集成材とは鉄骨内蔵型の木質耐火部材(柱・梁1時間)です。)
(平成27年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)採択プロジェクト、国内初となる7階建て木質ハイブリッド耐火建築物)

掲載誌:新建築2017年11月号, 日経アーキテクチュア2017年5月11日号|2017年9月28日号, 東京人 2017年8月号, CRE Review vol.23
建築技術2017年11月号, 公共建築2018年4月号, 住宅と木材2019年10月号, 建築ジャーナル2019年11月号|2020年2月号

Webサイト: 立川経済新聞(Webサイト) →Link, 日経アーキテクチュア Webサイト →Link, 未来コトハジメ →Link

国分寺フレーバーライフ社本社ビル の詳しい解説はこちらから→


矢吹町中町第一災害公営住宅 | 2016

第34回福島県建築文化賞 復興賞 / 第20回木材活用コンクール 最優秀賞|国土交通大臣賞 / ウッドデザイン賞 2017
第37回東北建築賞 作品賞


撮影:淺川 敏

木造の最新の技術を導入した、RC造に匹敵する性能を有する木造3階建て集合住宅(準耐火建築)です。
厚板集成パネルを用いた『木の軒空間』が、街と建築、人と人をつなぎながら、旧奥州街道沿いの敷地に新たな木の景観を創出します。

掲載誌:新建築2016年8月号

矢吹町中町第一災害公営住宅の詳しい解説はこちらから→


Lattice house | 2016


撮影:淺川 敏

東京の住宅地に建つ2世帯が住まう家です。地下1階と1階はRC造、2・3階が木造です。中央の階段室を挟んだ単純なスキップフロア型の空間構成ですが、メインフレームは集成材ラーメンとし、水平抵抗要素として杉のランダム格子壁をファサードガラス面に採用しています。

掲載誌:日経アーキテクチュア 2017年5月11日号


『都市木造』『木造ビル』の設計相談を受付中▽

いよいよ、都市に木造ビルが建つ時代がやってきました。この「都市木造」についてはさまざまなメディアで取り上げられているので、どこかでご覧になった方も多いことでしょう。しかし、その技術を持った設計事務所や施工会社は現時点では限られており、ご興味を持っていただいた方が、どこに相談すれば良いのか分からないことも多いようです。
スタジオ・クハラ・ヤギでは都市木造に興味がある、都市木造を検討してみたい、という方々のための設計相談を随時受け付けています。
弊社は設計事務所ですから、特定の工法に縛られることなく、都市木造のさまざまな技術の中から条件に合った最適なものを選んで、ご提案できるのが大きな特徴です。私たちの活動の一環であるNPO法人 team Timberize(チーム・ティンバライズ)と連携して構造や耐火の最先端の技術を基にしたご提案をいたします。また木造だけでなく鉄骨造、RC造の設計もしていますので、それらと比較して最適な工法をご提案することも可能ですし、更には木造と鉄骨造、木造とRC造といったハイブリッド構造の可能性も探ります。

都市木造以外の木造建築についても、さまざまなご提案をいたします。
もちろん、RC造や鉄骨造の設計についても、提案させていただきます。
設計相談は無料で承りますので、まずはお気軽に、お電話もしくはメールにてご相談ください。

→ご相談はお電話、もしくはこちらのメールアドレスまで info@s-k-y.jp


木造で建築を建てたい方のためのコラム 

木造ビル、木造オフィスABC、木造マンションABC、etc...

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プロジェクト紹介

スタジオ・クハラ・ヤギのプロジェクトをご覧いただけます。

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SKY BOOK ▽

スタジオ・クハラ・ヤギのデザインブック、デザインコンセプトや作品の写真、事務所の情報などをストーリー仕立で紹介したものです。
ご希望の方は、送付先と部数をご記入の上、メールにてご連絡いただければすぐにお送りいたします。

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オープンデスク募集

スタジオ・クハラ・ヤギでは、オープンデスクを随時受け付けています。
興味のある方は、氏名、学校名、学年、連絡先、希望期間などをご記入の上、メールをご送付下さい。
mail : info@s-k-y.jp


スタジオ・クハラ・ヤギ

久原 裕(くはら ひろし)と 八木 敦司(やぎ あつし)が 2つの事務所を統合して、2010年に設立、2014年に法人化した建築設計事務所です。
都市木造、耐火木造、木と鉄・木とコンクリートのハイブリッド建築など、特殊な木造建築の設計やコンサルティングを得意としています。
木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・混構造(ハイブリッド)など多くの選択肢の中から、可能性を追求して最適解をご提案します。

連絡先
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋1-12-9 第三森川ビル302 | 03-5244-5258 tel | 03-5244-5240 fax
mail : info@s-k-y.jp



  S-K-Yは NPO法人 team Timberize に参加しています
  team Timberize は「木」「木質材料」の未来の可能性を追求する技術者・デザイナー集団です。
  全国を巡回中の「ティンバライズ建築展」やセミナーを通し、木造の可能性を提案しています。
  S-K-Yは、ティンバライズ東日本大震災復興支援室の2つのプロジェクトにも関わっています。

  http://timberize.com/